花粉症なのに薬をのまずにハイキングした話

2020年4月16日

▼もともとアレルギー体質だった
幼稚園の頃からアトピー性皮膚炎に悩まされ、食事制限や服薬治療を行っていた私。アトピー性皮膚炎の症状がやっと治まってきたのが小学校高学年ごろからでした。その頃には自分の肌が完全にコンプレックスになっていました。小学生は、すぐに人をからかう。私もその対象だった。とにかく肌を見せたくなくて、ずっと長袖の服を着ていたことを覚えています。

▼アトピー性皮膚炎が改善されたのは中学生
しんどい思いをしながらも、中学生頃にはようやくアトピー性皮膚炎が改善され始めました。一般的にもアトピー性皮膚炎は体の成長とともに治まる傾向があるそうです。私はやっとアトピー性皮膚炎から解放されてほっとしていました。しかし、アトピー性皮膚炎の頃から掻き壊してしまった肌はもとに戻ることはなかったです。一応性別は女なので、顔や腕、膝裏、首など至るところの肌がくすんでしまい、アトピー性皮膚炎が改善されたからといって、コンプレックスまで良くなるといったものではありませんでした。

▼アレルギーマーチ
これを読んでいる方はアレルギーマーチという言葉を聞いたことがありますか?私は自分がなるまで知りませんでした。もともとアトピー性皮膚炎などのアレルギー体質のお子さんは、花粉症や喘息などのアレルギーを発祥しやすくなること、その様がアレルギーがマーチ(行進)している様子からこの名称になったようです。私の身体はまさにこのアレルギーマーチが起こってしまいました。アトピー性皮膚炎が改善された翌年から花粉症の症状に悩むようになってきたのです。

▼年中症状があらわれる
当時中学生だった私。花粉症の症状はまたしんどい思いをすることも多かったです。授業中にくしゃみをしたら笑われるし、人前で鼻水をかむのも恥ずかしく、我慢ばかりしていました。アレルギー体質だったり、花粉症の人は近年こそ増加傾向にあり、症状が認められていますが、私が学生の頃はまだまだ理解が浅かったです。なので、またしてもからかいの対象になってしまったのです。それに、杉の花粉症や雑草などの花粉症といった、様々な種類の花粉症があるのですが、私に関しては全種類の花粉症をもっており、年中通して花粉症の症状があらわれていたのです。

▼服薬治療
花粉症の症状が年々ひどくなってきたため、服薬治療をはじめました。といっても気休め程度にしかなりませんでした。しかし、あるのとないのとでは大きく違うのです。くしゃみの回数はさほど減りませんが、日中感じるだるさや頭痛を抑えることはできたのです。

▼高校の頃友達と
高校生になると、グンと行動範囲が広がります。長期連休になると、友達同士だけで新幹線にのって旅行にいくこともありました。花粉症の症状こそ改善されてはいませんでしたが、バイトをするようになり自分のお金で質のよいティッシュを買えるようになって、鼻回りが切れたりすることはなくなり、花粉症と上手なつきあい方が出来ていると思っていました。

▼杉花粉のピークの3月、友人と長野旅行
当時山ガールという名称が流行っていました。アウトドアなファッションを着こなし、山登りなどを趣味にすることを指すのですが、私もそんな山ガールに憧れを抱いていました。丁度仲のよかった友人と旅行の話が出ていたので、長野県一泊二日の旅を計画しました。旅行初日は雨でした。残念に思いましたが、室内の観光スポットもあるので、予定を変更して安曇野のアートヒルズミュージアムや、いわさきちひろの美術館に足を運ぶことにしました。旅の楽しさを満喫したのち、コテージで荷物の整理をしていると、花粉症の薬を忘れてしまっていることに気づきました。しかし、薬がなくても大丈夫と安直に考え、翌日の計画にハイキングを入れてしまったのです。

▼旅行二日目、晴天で嬉しかったはずが…
朝起きると昨日の雨が止んでおり、外は晴天。心地のよいハイキング日よりの1日になりそうでした。朝食もほどほどに済ませ、山ガール(死語ですが…)の服装に意気揚々と着替え、コテージの近くのハイキングコースに向かいました。しかし、ハイキングコースに向かう道中から既に花粉症の症状が出始めていました。昨日降ったら雨が花粉を地面に落とし、今日の晴天が花粉を舞い上がらせていたのです。しかし、ここまできたら行くしかないという思いで山に入りましたが、くしゃみは止まらない、目はかゆいしかすむ、鼻水もダラダラでてきて、友人が「無理せず引き帰っても良いからね」と言ってくれるほど酷い症状になってしまったのです。持ち合わせのティッシュは既に底をつき、ハンカチで鼻水の始末をしながらも、なんとかハイキングコースのゴールにたどり着きほっとしました。とても綺麗な景色だったのですが、満喫できるほどの余裕がなく、薬を忘れたことに後悔しかありませんでした。

▼しんどいのは当日だけではない
花粉症のつらいところなのですが、花粉を浴びた直後に症状が出るのは勿論、沢山浴びすぎると症状が長引いてしまいます。ハイキングが終わったあとも、帰りの新幹線の中でも、ずっとずっと花粉症の症状はつきまとってきます。そして、家に帰ってもなお、症状は軽減されることなく酷くなる一方、一週間ほど目がパンパンに腫れてしまいました。

▼薬の大事さ
あってもなくてもいいや、でも一応飲んでおこうくらいの気持ちで今まではいましたが、花粉症の酷い私にとっては薬はなくてはならないものだったことに気付かされました。今後旅行にいくときは、薬をもっていくこと、症状が酷くなりそうだったら、無理をしないこと、そしてなにより花粉症の時期に無理して出歩かないこと、が自分を守るために必要なことだと気づきました。今では笑い話ですが、相当きつかったです。