花粉症なのに飲み会に行ったら劇的に症状が悪化して大変なことになった私
【もともとアレルギー体質で、花粉症デビューは長男の出産と同時に】
もともとアレルギー体質の私。
ハウスダストや動物の毛などに反応していました。
両親も姉も花粉症で、私だけ花粉症はないのでラッキーなんて思っていたのですが、そんな私が花粉症デビューしたのは長男の出産直後の春です。
出産は最大のデトックスなんて聞いていたので、アレルギー体質が治ったりしないかなと淡い期待とは裏腹に、しっかり花粉症デビューしてしまいました。
鼻水、鼻づまり、涙目、目のかゆみ、頭の重さに加えて、肌のかゆみまであり、それまで使っていた化粧品が使えなくなってしまったり、一気に春が嫌いになりました。
主人に子どもを預けて土曜日に耳鼻科に行って授乳中で大丈夫な内服薬、点鼻薬、目薬などを一式処方してもらいました。
化粧品は、花粉症シーズンで肌が敏感になっている時期は敏感肌用化粧品をライン使いするようにしました。
【断り切れずに飲み会に行ったら、花粉症の症状が劇的に悪化して大変なことに!】
数年たって子どもが幼稚園に行き始めたのをきっかけに、以前の職場にパートで仕事復帰をしました。
まだ子供が小さいことを理由に飲み会などは一律お断りをしていたのですが、独身時代からお世話になっていた上司が辞めることになり、さすがに送別会には顔を出させてもらいたいと主人に相談してみたところ、快く送り出してくれました。
久々の飲み会にルンルンして出かけましたが、あいにく花粉症シーズン真っ只中だったのでもちろん薬の服用中でした。
なので、お酒は控えようと思っていたのですが、いざソフトドリンクを頼もうとすると上司や同僚にこぞってそれを阻まれました。
「花粉症なんて細かいことを気にしてやってるとむしろ良くない。酒で体の中を消毒したら良くなるさ!」なんて無責任な言葉とともに、私の前に置かれる中ジョッキ。
久々の飲み会ですごく浮かれていたというのもあって、私も生ビールの魅力に抵抗しきれなかったのもよくなかったと思います。
妊娠・出産・授乳期とずっと飲んでいなかったので、久々のお酒というのも大きかったと思います。
しかも薬服用中でさらにお酒がまわりやすかったのか、思いっきり酔っぱらってしまって。
飲むにつれて、鼻づまりがひどくなり、鼻がかゆいどころか耳も喉の奥もかゆい。
目も真っ赤になってとにかくかゆい。
あれ、なんかおかしいと思った頃には時すでに遅し、でした。
【薬局に駆け込んで市販の点鼻薬を買う】
私の様子がおかしいのを周りの同僚も気づき、「どうしたの?大丈夫?」と声をかけられましたが、その場の雰囲気に水をさしたくなかったので、「すみません、そろそろ帰らないといけない時間なんで」と会費だけ渡してそそくさと退散しました。
退社する上司には翌日改めて挨拶をしようと思っていました。
帰りがけ、24時間営業の薬局で市販の点鼻薬を買い、早速お店の外でこっそり鼻にスプレーしました。
とにかく鼻づまりがひどかったからです。
病院で処方された点鼻薬はもう残り少なかったので家に置いてきてしまっており、持ち歩いてはいませんでした。
市販の点鼻薬を使った後、しばらくすると鼻がすーっと通ってきてやっと鼻で呼吸できるようになりました。
口呼吸が苦手なので、鼻が完全に詰まってしまうと苦しくって少しパニックのようになってしまうのです。
でも、家に帰ってしばらくするとまた少しずつ鼻が詰まり始めて、酔っぱらっていたのもあり、パッケージに書いてあった使用方法を完全に無視して、鼻が詰まるとスプレーするを翌朝まで何度も繰り返してしまいました。
【翌朝起きるともっとひどいことになっていました】
朝まで何度も鼻づまりで苦しくて起きて点鼻薬を使うのを繰り返し、何だかよく眠れませんでした。
何だか目が開けにくいと思って鏡を見ると、両目がぱんぱんに腫れていて、目は真っ赤に充血しており、顔も腫れているし、鼻はまた完全に詰まっているしひどい状態でした。
こんな状態じゃ子どもを幼稚園に送れないと夫に泣きついて子どもをお願いし、仕事は事情を話してお休みにさせてもらいました。
急いでかかりつけの耳鼻科を受診したところ、医師から出た最初の言葉は「あーやっちゃったねー」でした。
医師いわく、まず薬を飲んでいる時にお酒はだめ。
花粉症の時のお酒を飲むのも、アルコールのせいで粘膜が腫れて鼻づまりの原因になるし、ヒスタミンをどばっと放出させるので症状が悪化するからだめ。
市販の点鼻スプレーには血管収縮剤が含まれているから使いすぎると薬剤性鼻炎を起こすのでよくない。
私はやったらいけないことをものの見事に全部やり倒していたようで、「これだけ悪化したらそりゃ辛いよね」と言われてしまいました。
この失敗から学び、周りに何を言われても薬を服用している時はお酒を飲まない、花粉症シーズンにはお酒を飲まないということをマイルールにして、それからはきちんと守っています。