卒業式で鼻にティッシュを詰めていたら鼻からティッシュを飛ばしてしまった

2020年4月16日

天敵スギ林
私はスギとヒノキの花粉症です。
毎年2月ごろから鼻がムズムズし、くしゃみを連発しはじめ、目もなんだか痒くなってきます。
私が住んでいた地域では防風林として植えられているのか、なぜかスギが大量に植えられていました。
花粉症の私からすればたまったものではありません。
あちらに行ってもスギ林、こちらに行ってもスギ林・・・
風が強い日には花粉の色で風景が黄色(オレンジ?)の色に染まってしまうようなありさまでした。
このような環境だったのでスギ花粉症の人間は白旗を上げるほかないです。
しかし、花粉症がいくらひどかろうと普段の生活をやめるわけにはいきません。
毎日マスクを必ずつけ、当時はまだ珍しかった花粉症用ゴーグル(今でこそスマートでおしゃれな花粉症対策ゴーグルがありますが当時はダイバーがつけるような水中ゴーグルのようなものしかありませんでした。)を装着し、ポケットティッシュなんかではまったく歯が立たないので箱ティッシュ&専用ごみ袋を持参していきました。
(専用ごみ袋は授業中に使ったティッシュをいちいち教室のごみ箱に捨てにいけないので、自分の席でごみ処理できるように持参していました。)

重大イベント卒業式
2月から3月にかけて全盛期を誇るスギ・ヒノキ花粉のシーズンのど真ん中のイベントといえば卒業式です。
あの厳かな雰囲気の中、当時の大きくださいゴーグルをつけて出席するのはためらわれました。
さらに、卒業式当日は、当日の記念に記録として残そうと多くの保護者も参列し写真やビデオを撮ろうとカメラを持ち構えています。
マスクは登壇する時に外せば問題ないでしょうが、箱ティッシュとごみ袋持参も断念せざるを得ません。
(今となればマスクやゴーグル姿も懐かしい良い思い出とも言えますが、当時の思春期真っ盛りの私は、みんなかわいい格好しているのに、マスクやゴーグル姿なんてありえない!と思っていました。)
私は卒業式に向けて花粉症対策強化をはかることにしました。

花粉症対策強化
まずは目の対策を考えました。
これは友達に教えてもらった目の下にメンソールリップクリームをぬるという方法で解決できそうでした。
次に鼻水対策です。
私は鼻水のほうが症状として強く、ポケットティッシュの持ち込み程度では開始のあいさつ程度で使い切ってしまうことが予想され、とても心もとないです。
枚数的には箱ティッシュが望ましいけれど、さすがに持ち込めない・・・。
卒業式前日まで悩み続けました。
葛藤の末ひらめいたのが、鼻にティッシュを小さくちぎったものを詰め込むという方法でした。(大きいものを詰めるとコントのようになってしまうので、外から見てもわからず、鼻水だれを防げる程度にちぎる必要がありました。)
これなら、そもそも花粉が入ってくるのも未然に防げて、鼻水がたれてくるのも防げる。
最高の方法をみつけたととても満足していました。
前日はいかに鼻に詰めるベストな大きさのティッシュを作れるかの研究に費やされました。
そしてとうとうベストな大きさの鼻詰め用ティッシュを完成させました。
これで明日の卒業式もバッチリと思っていました。

卒業式当日
式直前、目の下にメンソールリップクリームをぬり、入念に鼻をかんでから鼻にティッシュを詰め、念のためポケットティッシュとマスクをポケットに忍ばせて卒業式にいどみます。
無事に卒業式が始まって開式のことば、来賓挨拶などが順調に執り行われていきます。
時間がたつにつれて、鼻につめたティッシュが湿ってきた気がします。
これはやばいと思いましたがもう手遅れでした。
鼻がムズムズしはじめ、くしゃみが出そうになってきました。
我慢できずにそのままくしゃみをしてしまいました。
その時、くしゃみをした弾みで鼻水と一緒に鼻に詰めていた小さなティッシュが飛び出してしまいました。
両隣に座っていた同級生は幸いにも仲の良い友達だったので最初何が起きたのか理解できずに驚いていましたが、理解するとドン引きして小声で「大丈夫?」と言って友達が感動したタイミングで使う予定であったであろうポケットティッシュを差し出してくれました。
恥ずかしくて火が出そうになりながら、友達のティッシュはジェスチャーで断りながら念のため持ち込んでいたポケットティッシュとマスクでその場をしのぎました。
卒業式は無事に終わりましたが、結局私はマスク姿になってしまったうえに、友達に鼻からティッシュが飛び出るというコントのような光景をさらしてしまいました。
こんなことなら最初からマスクで参列しておけばよかったと残念な卒業式になってしまいました。